2017年12月22日

『優しく先に』

 ふと気が付けば12月になっていました(本当にはやいですね…)。
 そうした中、先日、とても素敵な応対をしている方を見ました。その方が電車の切符売り場にいるスタッフの方で、お客さんが予定の立たなくなった切符を払い戻す時のことで、少し急ぎ気味にスタッフに話かけるお客さんの振る舞いから、切符を受け取る前に「何時の電車に乗られるですか?」と声をかけ、その時間を確認して、時間が迫っていることを知ると、丁寧に払い戻しにかかる手数料とその金額をわかりやすく赤字で切符に書いて、お客さんに提示して素早く渡していました。

 私も少し経験があるのですが、こうした切符の払い戻しの場合、まずは切符を機械等に通して、いろいろと切符のチェックをしてから最後に払い戻しの金額をお客さんに渡すというプロセスをたどることが一般的です(異なっていたらすみません、汗)

 しかしながら、私が見たこの方は、自身が行う作業を行う前にまず相手の状況を察し、確認し、その状況への最善の対応を優しく先に持ってきて、自身が行う作業(機械を通す等のチェック)をお客さんを見送ってから行っていました。
 その場において何を大事にし、どこに軸を置いて進めていくのかといったことを、スマートに優しく実践できるその姿は本当に素敵だと思いました。


syokugi at 07:00│Comments(0)clip!おもてなしの心 

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