2020年04月07日

『自主自学の一年を』

 現在、世界中で新型コロナウイルスにおける感染症が猛威をふるっています。大学界全体においても、講義開始日等が日に日に延長されている事態が続いているとともに、各大学によって開始日や対応等が異なることや、オンライン授業の導入等、様々な準備等が切迫している状況が続いています。

 このままでは、学生の学びの機会の喪失が深まるとともに、健康面や就職活動等の様々な不安が増していくばかりかと考えられます。加えて、様々な準備・対応により現場の教職員も疲弊していくばかりかと考えられます。

 そこで、こうした社会状況であれば、思い切って、大学界全体でこの1年間については、全学生休学扱いの手続きを取り、良い意味で1年間自由に学んでもらい(教員も全員1年間サバティカルのような扱いにしまして)、産業界とも連携して、就職のことも考慮した上で、来年4月から各回生をリスタートさせていく方が、いろいろとダメージが少ないように思う昨今です。

 もちろん、このようなことをいうのは暴論と思いつつではありますが、一大学教育に関わる者として、学生の教育機会の確保、また現場の教職員の仕事の状態、何より大学界や地域社会に関わる全ての人々の健康面を考えますと、以上のような案を練っていくのも、悪いことではないかと思うのです。

 もちろん、上記の案につきましては、様々な困難が伴いますが、それでも現状を考えると、多少は検討を行うに値するのではないかと思い、微力ながらできることを一歩ずつ行っていければと考えています。


syokugi at 18:00│Comments(0)clip!研究 

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